
「我が街から飯能アルプスを歩く」・・・シリーズは4回目を迎え、今回が最終回。伊豆ヶ岳を越えて正丸峠まで至りました。
自宅より天覚山・大高山を越え前坂。ここから先の踏み足の少ない道を注意深く進み子ノ権現。伊豆ヶ岳への急勾配は少々疲れましたが絶品の紅葉とスカイツリーが迎えてくれて正丸峠では奥武蔵の山々と遠く都心のビル群が西日を浴びで綺麗に展望できました(2011.11.24)。
ルートと実績
ドカン公園(06:39)⇒天覚山(08:25-27)⇒大高山(09:27-30)⇒前坂(09:58)⇒板屋の頭(10:36)⇒六ッ石の頭(11:01)⇒スルギ(11:18)⇒子ノ権現(11:43-55)⇒天目指峠(12:31)⇒中ノ沢ノ頭(12:55)⇒高畑山(13:15)⇒古御岳(13:50)⇒伊豆ヶ岳(14:11)⇒小高山(14:33)⇒正丸峠(14:47-49)⇒馬頭観音(15:12)⇒正丸駅(15:30)
1)歩行距離:約22Km、
2)歩行時間:8時間51分(休憩他含)、
3)累積プラス高度:約2020m
4)出会った人他:2名+鹿と猿?:各1匹(~子ノ権現)、約30名(子ノ権現~)
5)その他:単独
6)ルートマップ参照、カシミール3Dはここ
今回は最終回なので省略しないで豊富なボリュームでまとめてみよう。。
丘の上公園から飯能アルプスへ・・・まずは展望の天覚山




いつもの様に
ドカン公園からスタート、街を縁に沿って歩きバスケット公園から右に周遊道を行くと直ぐに
西武飯能日高バス停が見えます。周遊道の向こう側はバスのUターン場とガスタンクがあり、その先の丘は山桜の紅葉で染まっています。
①、
②のようにショットカットしてベンチと東屋が置かれただけの丘の上公園到着(
背後の多峯主山の景色)。奥の公園注意書き看板の脇から登山道に入り右に登ると
三角点峰です。
三角点峰を左(久須美)に曲り、緩やかなアップダウンを進み久須美や武蔵横手駅の分岐(共に小さな手作り標識あり)を見送る(
途中の展望)と、やがて
カマド山分岐の小ピークに達します。ここも見送り右手に
スカリ山を展望して進み、左脇の太い木を越えて振り返ると「
絞め殺しの木」、そのすぐ先の
鉄塔を越えれば程なく
東峠の車道に達します。
東峠の車道を100m程下ります。右手に天覚山の標識があり、、沢の様な登山道(細くて暗い・・チョット頼りない)ですが直ぐに右手の斜面を急登して明るい登山道となり(見かけた
紫の実)、登り切ると右には
70番鉄塔です。鉄塔に背を向けるように左に舵を切ったら更に急勾配が待ってます。これを登って緩やかな尾根道を行けば山頂直下の最後の急勾配。。滑らぬようにグングン高度を稼ぐと展望(
展望1、
展望1山名付き、
展望2)の良い
天覚山に到着です。
大高山を越えて前坂へ




山頂から北西側に下り大高山に向かいます。相変わらずの
小刻みのアップダウンが続きますが途中のピークの
木立からは大高山も確認でき、また所々に小さな標識でマキミチの案内もあるので従い進みます。
山頂直下の勾配はずり落ちそうなぐらいでしたが根っこを頼りに登り切れば、その先に
立派な大高山の山標(伊豆ヶ岳同じ石製)があります。山頂の解放感はありませんが、南側が狭く伐採されており
大岳山が確認できます・・・すぐ右に見える富士山の山頂が木の枝で隠れちゃいます・・・残念!でも
綺麗なカエデはとても印象的でしたネ。
大高山直下の急坂と小さな岩場を慎重に下り前坂を目指します。程なく
車道を反対側に横切って階段を登り、その先も登り返して緩やかな道となればやがて
前坂に到着です。
踏み足の少ないルートを慎重に進みスルギへ




前坂の標識に従いスルギを目指し斜面を登ります。
黄色い小さな標識が斜面にあり、ここからは要注意と記載あります。斜面を少し巻きながら進んで行くと「ハイキングコース」と記載の標識がありますが正面は進めなくなり左に曲りながら下って行きます。
踏み足の少ない細い道で頼りないですが更に進むと竹藪を潜るように下るようになり、程なく
車道に飛び出しホッとします。ここからは車道を登るように0.5Km弱歩きます。少し進んだ辺りがキワダ坂?で、右手に
奥武蔵の主脈・・・関八州見晴台が良く見えます。そして車道の右に
小さな木の標識が現れたら
登山口です。登って行くと
屋根付き地蔵を右に見送って、右斜面の道を進むとやがて紅葉(
紅葉1、
紅葉2)が綺麗な痩せ尾根となり、ロープの急勾配を登れば
板屋の頭です。ここは三角点の解放感あるピークですが小枝が茂って展望を遮っています(
こちら子ノ権現方面展望)。
板屋の頭の先も痩せ尾根ですが直ぐに 針葉樹林の小さなアップダウンとなります。時折出くわす
紅葉を楽しみながら小ピークを2、3越えると
高反山への分岐?にさしかかりますが、ここは小枝でブロックされているのでパスします。更に進むと
堂平山分岐の標識ですが、ここも省略。。右を選んで急降下したら直ぐに登り返しの
急勾配です。
鮮やかな紅葉が見えてきたら勾配も無くなり、ここが
六ツ石の頭。その先の小ピークにも右に分岐がありますが左の下りには道が連なっています。やがて
目の前の大きめのピークでは杉の木に
標識があり、右のスルギを選んで廻りこみトラバースするように進みます。すると右に大きな岩への道があり、ここの分岐がスルギ・・
壊れそうな標識があります。
子ノ権現を越えて天目指峠へ

スルギをあとに子ノ権現に向かいます。頭上の大岩や展望の良さそうなピークがありますが太くなってきた踏み足に従い、左に巻いて淡々と登って行きます。周囲は次第に視界が利くようになり、子ノ権現の赤い屋根付き駐車場に登り切ると
奥武蔵主脈山々やここまで至った飯能アルプスの山々を一望します。目をこらすと、、、
関八州と高山不動尊・・・大イチョウは未だ緑が目立ちます。そして右に目を移すと
顔振峠の茶屋までもがクッキリ確認できました。




奥武蔵の山々を楽しんだら駐車場を通り子ノ権現の
境内に進み、綺麗な
紅葉と
奥多摩の山を眺めながらベンチで昼食です。 時刻は正午前、、5時間以上休みなしで歩きましたがまだ余力があり、計画通り伊豆ヶ岳を越えることにします。
子ノ権現を発つと直ぐに、これから登る
古御岳と伊豆ヶ岳を展望でき、身が引き締まります。直ぐに竹寺の分岐となり右の伊豆ヶ岳を選ぶと急勾配、、
祠を越えれば平坦となりますが2度、3度とアップダウンを繰り返すのは分かっています。気負わず進み、暫くすると眼下に
天目指峠の車道が見えてきます。
伊豆ヶ岳へ・・・絶景の紅葉とスカイツリーお出迎え




天目指峠から伊豆ヶ岳へは、
中の沢の頭、
高畑山そして古御岳を越えて森林帯の稜線歩きとなります。どのピークも直前の勾配はキツイですが、古御岳へは一旦下って高度200m余りを稼ぐ
急勾配・・・疲労の蓄積した足腰には手強いです。しかし、山頂付近に達すると綺麗な紅葉(
紅葉1、
紅葉2)を眺めながらの
登頂となり、テンションが上がるのを感じます。
そして伊豆ヶ岳、、、ここも一旦下って急登ですが、絶品の
紅葉、
紅葉、
紅葉です。補助ロープを握って
尻もちをつかない様に登り切れば
岩場に立つ山標に到達します。
どうやら強い寒気が入ってきたのでしょうか?強風で雲が吹き飛ばされて快晴となりました。小枝が少々気になりますが
武甲山・二子山がクッキリ・・・そして都心方向に目を向ければ
スカイツリーもお出迎えです。
正丸峠で最後の展望・・・そして正丸駅へ下山

伊豆ヶ岳からは女坂(崩落通行止め)の迂回路を下り、五輪山手前まで進みます。右に舵を切ればショートカットして馬頭観音に至りますが正丸峠へ向かいたいので左を選んで五輪山を巻いて下ります。
しばらく下ると足元が笹の尾根道になり長岩峠を過ぎ、
木立から展望できる小高山を越えれば程なく
正丸峠です。

峠の茶屋の左の展望台からは
天覚山・大高山を含め奥武蔵の山々が一望でき、その遥か先には都心のビル群が展望できます。よーく目を凝らすと都庁の少し右側のビル辺りに東京タワー(残念写真には写らない)・・・そして左に目を移すと
スカイツリーが展望できました。


正丸峠からは茶屋裏側の急階段を経て沢道・・・既に日は西に傾いてしまって辺りは薄暗く、、足元に注意しながら下ります。やがて民家が見えてきました。ここからは舗装道で一安心。
馬頭観音が近づきました。去年の今ごろと同じように
ピンクのツツジが咲いています。
あとはゆっくり下りましょう。行く先の上空を眺めると関八州見晴台らしきピークが傾いた陽ざしを浴びで綺麗です。今日の関八州からの眺めもきっと素晴らしいことでしょう!・・・こんなことを思いながら無事、
正丸駅にたどり着きました。
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