
9月最後の山行は新潟・長野県境の雨飾山でした。
この山は妙高連峰の西端に位置し標高は2000mに満たないですが、山頂からは壁のように連なる北アルプスや日本海の大展望が広がり、秋には山腹のブナ林が鮮やかな紅葉に染まるそうです。。今回の山行では紅葉には少し早く山頂付近の色つき程度でしたが山頂からの展望は期待通りでした(2013.09.27)。
ルートと実績
雨飾高原キャンプ場登山口(6:08)⇒ブナ平(6:56)⇒荒菅沢(7:29-32)⇒笹平(8:48)⇒雨飾山(9:15-47)⇒ 笹平(10:08)⇒荒菅沢(11:08-10)⇒雨飾高原キャンプ場登山口(12:14)
1)歩行時間:6時間06分(休憩含む)
2)歩行距離:約9.3Km(eTrex30より)
3)累積高度:約1118m(eTrex30より)
4)その他:単独、百名山は42座目
5)ルートマップ参照

今日は
雨飾高原キャンプ場駐車場から始まる登山道を歩きます。先ずは湿地帯を歩き、
大きなブナの根が張った勾配を登って行くと1時間半程で荒菅沢への下りにさしかかります。やや荒れ気味ですので滑らないように下り荒菅沢から沢の上流を見上げます。
槍の様な尖ったピークが仰げますね。この尖った裏側が目指す山頂で、この辺りの雪渓で削られたような崖を布団菱と呼ぶそうです。そして沢を越えて登って行くと急な勾配となり、笹平直下では更に勾配を増した
岩場と梯子です。ここを登り切ると笹平・・・
正面には目指す雨飾山の山頂が展望できます。

笹平は字の如く笹に覆われた平で広い直下の肩の様な所です。今はアキノキリンソウやリンドウが咲いていますが夏は高山植物が沢山咲きそうですね。山頂に向かって歩いて行くと
荒菅沢を見下ろせるポイント・・・氷河で削られたような一枚岩の崖とその先に続く迫力ある荒菅沢が目に飛び込みます。そして
山頂への登りに差し掛かりました。ここも結構な勾配ですね。途中、一息ついて
振り向くと
笹平と焼山・火打山の絵の様な風景が広がり、、もう既にかなり満足になってしまいました。ところが数分後、
雨飾山の北峰に達すると
壁のように連なる北アルプス(
山名付き)の絶景が広がり、思わず「ウオゥ絶景ダ!」と唸ってしまいました。

北アルプスの絶景を暫し眺めたら北に目を移します。眼下には
糸魚川市街と日本海そして薄らと能登半島が展望できますね。そして
山標と三角点の置かれた南峰に向かい
山標で雄姿を収めたら、この絶景を堪能するように何度も見渡します。良く見ると雲海の向うには
南アルプス(北岳、間ノ岳、仙丈ケ岳)まで確認できますね。
さて、30分ほど展望を楽しんだら登って来た道を下山です。日差しが頭上から降りそそぐようになり
荒菅沢手前から見上げる布団菱・山頂や
ブナ平に茂る緑のブナ林は太陽の恩恵を受けて更に美しく輝きます。これらの風景を眺めながらゆっくりと
駐車場へ下山しました。
■
撮影した写真のアルバム
■
トップへ移動
■
類似地域の山行