
山梨・埼玉・長野の県境に位置し、その源泉は日本海(千曲川)と太平洋(荒川、笛吹川)に注ぐ甲武信ヶ岳。この奥秩父山塊の中心と言われる(・・・
深田久弥)山へ登ってまいりました。
この山へは初夏に登頂を計画しますが天候に阻まれ中止。今回、紅葉の時期に合わせて西沢渓谷側より再挑戦です。 朝日の当たる紅葉と富士を眺め、シャクナゲのトンネルを抜け、深い原生林の長い勾配を登り切れば甲武信ヶ岳、そして・・・奥秩父主脈、南アルプス、中央アルプス、八ヶ岳の山並が広がりました(2012.10.26)。
ルートと実績
西沢渓谷無料P(5:50)⇒徳ちゃん新道登山口(6:11)⇒近丸合流地点(7:47)⇒木賊山(9:33)⇒甲武信小屋(9:46)⇒甲武信ヶ岳(10:04-24)⇒甲武信小屋(10:36)⇒木賊山(10:56)⇒近丸合流地点(12:16)⇒徳ちゃん新道登山口(13:34)⇒西沢渓谷無料P(13:56)
1)歩行時間:8時間06分(休憩含む)
2)歩行距離:約16.2Km(eTrex30より)
3)累積高度:約1670m(eTrex30より)
4)その他:単独
5)ルートマップ参照



写真1⇒西沢渓谷入口の少し先にある
徳ちゃん新道登山口より登攀開始。
落葉樹の尾根に登り、鮮やかに紅葉したカラマツ(写真1)を越えて進みます。そして
富士山ビューポイントで一息ついて、徐々に勾配を増す痩せた尾根を登り切れば中間の
近丸合流地点です。
写真2⇒近丸合流地点を越えて進むと前方に木賊山が立ちはだかります(写真2)。目指す甲武信ヶ岳は、あの向こう側、まだ標高にして600mです。ここより
シャクナゲのトンネルや
原生林のガレの勾配が延々と続く辛い登りです。
写真3⇒途中、崩落地帯の
岩場で展望を楽しんだら、あと一登りで
主脈縦走路と合流して木賊山です(写真3)。山頂には二人の若者が休んでおり、お互いに「キツイですね」と言いあい私は一息ついて歩き始めます。そして少し下ると周囲が開け目指す
甲武信ヶ岳を初めてとらえます。奥秩父主峰、南アルプス、中央アルプス、八ヶ岳そして甲武信ヶ岳の右には埼玉最高峰の三宝山です
(こちら山名付き)。
写真4⇒さらに下って進むと直下の
甲武信小屋。山頂まではあと20分です。そして登山口より3時間53分にて
甲武信ヶ岳登頂。辛かったわりには時間が短かった。充実した登山が味わえたと言うことかな?生憎、天候は徐々に下り坂でしたが、富士(写真4)、国師ヶ岳、金峰山、八ヶ岳、そして
雲取山を眺めながらしばし佇みました。
下山は同じルートを戻ります。帰路は
綺麗な紅葉を眺めながら下ろうと考えていましたが次第に日差しは遠のき、残念!完全に曇ってしまいましたね。そして歩き始めて8時間、、
西沢渓谷無料Pに無事辿りつきました。
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