
腰を痛めて8日目・・・今日は連れを誘ってゆっくりと。。。腰の調子を確かめながら中房温泉から燕岳へ往復です(2014.08.22)。
ルートと実績
中房温泉登山口(5:49)⇒第1ベンチ(6:25)⇒第2ベンチ(6:53-57)⇒第3ベンチ(7:30-33)⇒富士見ベンチ(8:17-22)⇒合戦小屋(8:52-9:09)⇒合戦沢ノ頭(9:30-34)⇒燕山荘(10:29-52)⇒燕岳(11:25-35)⇒燕山荘(12:18-32)⇒合戦沢ノ頭(13:15-17)⇒合戦小屋(13:33-41)⇒中房温泉登山口(16:22)
(中房第2駐車場~中房温泉登山口は徒歩12分程)
1)歩行時間:約10時間33分(休憩・昼食含む)・・・とてもゆっくりしたペースです
2)歩行距離:約13.6Km(eTrex30より)
3)累積プラス高度:約1500m(eTrex30より)
4)同伴者:カミサン
5)ルートマップ参照

早朝2時に家を発って5時半に中房温泉に着きます。第1駐車場は既に満車!8割程埋まった第2駐車場へ停めて12分程歩いて
中房温泉登山口へ向かいます。
道は早々から急登となりますので、疲れないように連れのペースでゆっくりと登ります。第1ベンチを快調にスルーして
合戦小屋の運搬用ケーブルを潜って第2ベンチで一息です。
第2ベンチを過ぎると
少しずつ更に勾配が増し疲れも溜ってきますので木々から覗く富士や八ヶ岳を眺めながら息を整え、、第3ベンチを越えて富士見ベンチへ辿りつきます。
八ヶ岳連峰~富士~南アルプスの展望が素晴らしいですね!!この景色を眺めながら暫し元気を充電します。

今回の合戦尾根は北アルプス3大急登とのことですが、ペースを抑えているからか?素晴らしい景観(
左遥か頭上の稜線に聳える大天井岳)からか?悪路も無く大変登りやすく感じます。
合戦小屋が近づいて来ると、沢山の下山者とすれ違うようになります。皆さん山小屋泊で素晴らしい展望を楽しまれ満足の表情ですね。「合戦小屋はもうすぐですよ!」と何度も声をかけて頂きました。
そして
合戦小屋到達。ここの標高は既に2400mを越えてますので駐車場から1000m登ったことになります。連れも結構疲れてますので、
名物のスイカを頂いてエネルギーを充電です(冷たくて甘くって美味かった!!@800¥)。

合戦小屋辺りからは
クロトウヒレン、ヤマハハコ、ハクサンフウロ等の高山植物が咲き始め、
稜線からは槍の穂先が顔を出しました!テンションは一気に上り、合戦沢ノ頭へ立ちました。
ここまで到り、東側の視界が180度以上一気に開けました。今日は晴れ間も出るとは思っていましたが、ここまでの好視界とは嬉しい限りです。左から連なる・・・
火打山・妙高山~浅間山~八ヶ岳連峰~富士~南アルプス~常念岳・大天井岳・槍ヶ岳(山名付きは
こちら)・・・の絶景に暫し釘づけとなりました。

合戦沢ノ頭を越えると
目指す燕山荘や燕岳を仰げますが、標高差にして200m以上です。連れの脚はかなり疲れてますので足元に咲くミヤマリンドウ、
ウサギギク、オトギリソウ等を鑑賞したり、登るに従い現れてくる
北アルプスの山々を眺めながら少しずつ足を進めます。
そして、燕山荘が近づくとコウゾリナ、デガタチドリ、ヨツバシオガマとともに秋を告げる
シモツケソウやトリカブト咲くお花畑です。稜線はもうすぐ其処ですね・・・歓声も聞こえます。

登山口より4時間40分を要し北アルプス表銀座の稜線に上って来ました。
正面には北アルプスの山々が連なり目指す燕岳は右側に見えます。まずは左の階段を上がって記念を収め(
写真1、
写真2)たら
燕山荘のベンチに座って昼食です。時刻は10時を過ぎでガスって来たようすね。合戦沢ノ頭付近で展望できた槍の穂先は雲に隠れ、穂高連峰や笠ヶ岳も雲の中です(
燕山荘南側からの展望、こちらは
山名付き)。

昼食が済んだら燕岳に足を進めましょう。
コマクサやツメクサは、ほぼ終わってしまいましたがチシマギキョウ、トウヤクリンドウ、ミヤマコゴメグサ等が足元を彩ります。それにしても花崗岩がおりなす燕岳と周囲の風景は素晴らしいですね
(燕山荘を振返る、
ナナカマドとハイマツを進む、
燕岳山頂を仰ぐ)。
狭い花崗岩の山頂に立ち
大天井岳・常念岳へ連なる稜線や
立山方面を展望します。北アルプスの絶景はガスが遮ってますが、まだまだ良い景色、、
空気も澄んでいで富士山も綺麗です。

登頂を果たして
燕山荘に戻り一息入れます。皆さん山小屋やテント泊のようで大変寛いでいます。これを見て連れは・・・「今度は山小屋泊したい」と言いだしましたので、、「テント泊も楽しいよ、テント、寝袋×2等々、、投資が必要だけど!!」と返しました・・果たして。。。
さて、大変名残惜しいですが中房温泉に向けて下山開始です。登りと同じように
連れを先頭にゆっくり下りますが、
合戦小屋を下った急勾配辺りから、ペースが落ちてきたため私が先頭に立ち肩や腕を貸しながら下ります。それにしてもここは人気の山ですね。14時を過ぎても団体さんがゆっくり登ってきます。
今日は午後から曇りの予報でしたが最後まで空は雲に覆われることはありませんでした。腰の調子もまずまず、最後は疲れ切りましたが連れも何とが下山できそうですね。
赤い実をつけた野草や
色ずきを待つダケカンバやナナカマド等を眺めながらゆっくり、、ゆっくり下りました。
今回の山行で出逢ったお花は下記アルバムをご覧ください。
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撮影した写真のアルバム
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