
9月は巻機山で打ち止めと思ったが、移動性の高気圧が秋雨前線を南下させて爽やかな晴天とになるらしい・・・いつに無く自信ありげな予報につられ、、、明日は仕事と言うのに片道280Kmの蓮華温泉に来てしまった。。。今回はここから白馬岳を目指しました(2016.09.30)。
ルートと実績
蓮華温泉P(05:12)⇒天狗ノ庭(06:40)⇒白馬大池山荘(07:43-50)⇒船越ノ頭(8:35-36)⇒小蓮華山(9:19-26)⇒三国境(9:59)⇒白馬岳(10:47-53)⇒食事9分⇒三国境(11:31)⇒小蓮華山(12:12-13)⇒船越ノ頭(12:54-55)⇒白馬大池山荘(13:27-30)⇒天狗ノ庭(14:19)⇒蓮華温泉P(15:28)
1)歩行時間:10時間16分(食事、休憩含む)
2)歩行距離:約19.8Km(AMBIT3 PEAKより)
3)累積高度:約+1870m(AMBIT3 PEAKより)
4)カメラ:K-1+DFA24-70mmF2.8
5)その他:単独
夜半過ぎの2時に蓮華温泉駐車場に到着。満天の星の下、車で仮眠するが寒くて2時間で起きてしまった。後で分かったが今朝は尾瀬で氷点下、槍ヶ岳辺りでは初氷だったようだ。
身支度をして薄暗い駐車場から歩き始める。駐車場の奥に建つ蓮華温泉ロッジの裏に回って山道に進む。


緩やかな小道から小さな木橋を渡って暫く行くと、下の方にロッジの明かりが見える。かなり急な山腹を登っているようだが、何度も大きく蛇行しながら登っているので勾配はあまり気にならない。
頭上のダケカンバに日差しが届き黄金色に光っている。1時間ほど登ると右側の樹木越しに
朝日岳と五輪山が見えた。だいぶ登ってきたようだ。

1時間半ほどで天狗ノ庭に到着。ここは岩肌で樹木が少なく西側の展望が大きく広がった。
小蓮華山や雪倉岳の山々や
糸魚川市街・日本海を眺め一息つく。


山道は
大きな岩道となるがダケカンバやナナカマドの紅葉が見頃だ。日差しが届けば更に綺麗だろう。岩の道を登り終えると
チングルマ(穂)生い茂る
白馬大池山荘に到着。
山荘裏側の池畔で向かう稜線を眺める。

山荘を後に稜線に向けて緩やかに登っていくと雲海の遥か先に
八ヶ岳連峰、富士山、南アルプスの山々がお出ましです。更に登って振り返ると
大池越しに妙高戸隠連山や信越・尾瀬日光の山々の風景が広がる・・・何度も何度も振り返ってしまう。船越ノ頭に辿り着くと
小蓮華山や北アルプスの思わず唸る光景・・・
同じような写真を沢山撮ってしまう。

白馬岳、杓子・白馬鑓、五竜岳、鹿島槍・・・良く見れば剱や槍も見えている(@小蓮華山登攀途中)。船越ノ頭辺りから10mを越えているだろう寒風であったが、この光景に見惚れてしまって上着を羽織らずに暫く進んでしまった・・・後で頭痛と胃痛に悩まされる。


白馬大池より1時間半ほどで小蓮華山に着く。
ここから眺める白馬岳の山容はひときわ堂々としていて、北アルプスの山々を従えているように見えた(
こちら、拡大)。右側には
雪倉岳・朝日岳が連なる(海の先には薄っすらと能登半島も!)・・・歩いてみたい。

小蓮華山から振り返ると、、、こんな素晴らしいところを進んできたんですね。。。展望も最高で素晴らしいの一言(
拡大山名付)。


小蓮華山から一旦下り緩やかに登り返して
三国境着。ここからガレバの斜面を登って馬ノ背に向かう。馬ノ背を進むと
旭岳が迫り、もうひと登りすると
稜線の先に目指す山頂が見えてきた。

蓮華温泉より5時間半程で
白馬岳山頂に立った。寒風は更に強く、鼻の奥の方やオデコの芯辺りが寒さで痛くなってきた。防寒マスクを着けたいが生憎、持参しておらず長居は無理である。山頂南側で腰を屈めて
眼下の白馬岳山荘や北アルプスのパノラマ展望等を心に刻んだら、早々に撤退。。。少し戻った岩陰で寒風を避けて一息つく。
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北アルプスの山々(山名付)
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南アルプス、八ヶ岳連峰、奥秩父山塊(山名付)

岩陰で一息入れたら、最後に
山頂へと続く草紅葉の風景を眺め、下山の途に着く。

真っ赤な紅葉を眺めながら馬ノ背を下って
小蓮華山へ向かう。三国境から
小蓮華山へ至る稜線が特に素晴らしい、、稜線の紅葉(
ウラシマツツジ、
ナナカマド)も綺麗ですね。今日は正午を過ぎてもガスってしまう気配は全くしない。船越ノ頭を下る辺りまでは寒さのためか?胃まで痛くなったが、最高の展望であった。


船越ノ頭付近から栂池高原を見下ろすと紅葉は大分進んでいるようであった(
写真左)。船越ノ頭を下っていくと今年生まれた?ライチョウと出会った(
写真右)・・・今日は標準ズーム機のみなのでアップの写真が撮れず残念。。


そして、山頂より2時間半ほどで
白馬大池へ戻ってきた。朝も思ったが、、チングルマの穂がものすごいこと・・・この辺りの夏のお花はすごいのでしょうね・・・
ここまで下ってくると、風も弱くなり穏やか。。頭痛や胃痛は何事もなかったように無くなっていた。ここで最後の一息を入れて、蓮華温泉へ下っていった。今朝、ここに登ってくる道は歩きやすいと思たが終盤まで大小の岩道が続き、下りは歩きにくいと感じてしまった。思った以上に体力が消耗していたのかもしれない。ゆっくりと・・・2時間かけて
蓮華温泉へ辿り着いた(以下に数枚の写真を加えておきます)。





白馬岳へは、一昨年に大雪渓を登って初登頂を果たしたが、白馬大池から稜線を登るルートも負けず劣らず素晴らしい。辛い寒さであったが展望は抜群だった。。南・中央アルプス、富士、八ヶ岳、奥秩父、白山、中ノ岳・越後駒ケ岳、燧ケ岳・至仏山・日光白根、守門岳・浅草岳、
佐渡ヶ島。能登半島・・・山々の大半は見えていた。。そして、次回は是非ともお花の時期に歩いてみたいと強く感じる山行だった。
最後に・・・今回は最近新調したGPSロガーの誤操作でログが上手く取れませんでしたm(_ _)m。。。
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撮影した写真のアルバム
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