
今年は長雨と日照不足で紅葉は不作の様だ。那須岳ならどうだろう・・・例年に比べれば落ちるだろうが綺麗な紅葉に出逢えるのでは?行ってみよう(2016.10.12)。
ルートと実績
峠の茶屋駐車場(5:55)⇒峰の茶屋跡(6:37)⇒朝日岳分岐07:08)⇒朝日岳(07:16-18)⇒朝日岳分岐(7:27)⇒熊見曽根(7:38-40)⇒清水平(8:02)⇒中ノ大倉尾根分岐(08:10-13)⇒三本槍岳(8:33-36)⇒大峠(9:40-45)⇒三斗小屋温泉(11:07)⇒沼原・姥ヶ平分岐(11:27)⇒沼原分岐(12:00)⇒ひょうたん池⇒牛ヶ首(12:53)⇒峰の茶屋跡(13:14)⇒峠の茶屋駐車場(13:42)
1)歩行時間:7時間47分(食事、休憩含む)
2)歩行距離:約17.9Km(AMBIT3 PEAKより)
3)累積高度:約+1650m(AMBIT3 PEAKより)
4)カメラ:K-1+DFA24-70mmF2.8
5)その他:単独
6)ルートマップ参照
那須岳(茶臼岳、朝日岳、三本槍岳)には3年前の10月に初登頂している。朝陽ととも現れた朝日岳のモルゲンロードが凄かった。今回は三本槍岳から稜線を大峠へ下って姥ヶ平へ周遊しよう。姥ヶ平では前回叶わなかった茶臼岳と紅葉の絶景が拝めるかもしれない。
前回は日の出の時間に駐車場はほぼ満車だった。今回は深夜の1時に駐車場に着け、十分に睡眠する計画。ところが思った以上の冷え込みで、寒さで目が覚めてしまう。空には星が輝くが風も強く車が揺れるほどだ。
峰の茶屋駐車場より朝日岳を経て三本槍岳へ


2割程だった駐車場は5時頃になると続々車が到着して、あっという間に半分以上埋まった。
朝陽があたる朝日岳を見上げながら駐車場を発つ。鳥居を潜って石段を登り岩の道へ、、、前回はナナカマドが綺麗だったが今回は既に散っている。樹林帯を出ると左側に
茶臼岳を仰ぐ。。


穏やかに登るガレ道は歩きやすいが向かい風が強い。
峰の茶屋跡に着くとカメラを構えるのもままならぬ程の風に参ってしまう。強風を避けるように
剣ヶ峰をを右に巻き一息つく。


一息つきながらストックをしまって、
強風でバランスを崩さぬように鎖を握って岩場を越えていく。途中、左手には
隠居倉と流石山(奥)がが見える。ダケカンバは落葉しているが隠居倉の山腹は紅葉が残っている。


岩場を越えて朝日岳の肩から朝日岳へ向かう。
山頂では更に風が強く立っているとバランスを崩す。
山頂東隣のピークを覗くように見下ろすと紅葉がとても綺麗でである。


朝日岳山頂より
茶臼岳を展望。
尖った山容の旭岳、左には穏やかな山容の三本槍岳がが見える。


朝日岳の肩へ戻って熊見曽根へ登り返し
1900m峰と三本槍岳を展望。1900m峰を越えて
清水平へ向けて下ってゆく。道際は霜柱、、、清水平の木道辺りの湿地は冷え込みで
氷がはっていた。。


背の高いハイマツ帯を緩やかに進み中ノ大倉尾根分岐に着く。振り返ると
歩いてきた朝日岳と1900m峰の間から茶臼岳の山頂辺りが顔を出す・・・この光景に幸せになる。この辺りにはナナカマドが沢山茂る。葉は既に散っているが
真っ赤な実に目を奪われる。


更にハイマツを進むと三本槍岳への登りとなる。。穏やかな山容に比べれば、ややきつい斜面を登り、駐車場より2時間半強で
三本槍岳へ辿り着く。前回は全く展望が得られなかったが、何とか展望が利く。
旭岳、
流石山、そして
茶臼岳方面を展望した。
紅葉の稜線を大峠へ下り三斗小屋温泉へ
前回はここで引き返したが、今回はこの先を大峠へ下って三斗小屋温泉経由で姥ヶ平へ歩く。まずは旭岳を眺めながら山頂を北側に下り、分岐を大峠を選び進む。


下っていく
稜線は紅葉に染まっており、
振り返れば紅葉で眩しい。右下に見える
鏡ヶ沼は・・・相変わらずの強い風が雲を運び光と影が絶え間なく交差し幻想的だ。

大峠が見えてきた。背後の流石山が何とも綺麗な山容だ。いつかこの山頂に立ってみたい。

振り返ると遥か頭上の三本槍ケ岳と下ってきた稜線(左側の稜線)がとても綺麗だ!


三本槍岳から標高で450m以上を下って
大峠へ辿り着き一息つく。峠からは三斗小屋温泉に向けて樹林帯に下る。見上げると
カエデなどの葉が色づき始めている。
ブナやナラ等の大木の葉はまだ青々していた。


更に下りながら三つの
沢を渡渉する。沢の岩は滑り易く慎重に渡る。標高は更に下って1300mを下回っている。スタート地点の峠の茶屋駐車場よりも低くなってしまったではないか・・・沢を越えるとやや急な登り返しとなる。空は雲に覆われて日差しが届かなくなり足取りが重くなる。。。姥ヶ平の絶景紅葉は叶わないのか・・・。急な坂を越えて穏やかになると程なく
三斗小屋温泉に辿り着く。宿屋は2軒、、趣あり秘境の温泉の雰囲気である。

姥ヶ平の絶景紅葉・・・そして下山
すっかり曇ってしまったが、穏やかな道は紅葉が残っている。一つ目の分岐を沼原、二つ目を牛ヶ首を選んで姥ヶ平に向かう。


三斗小屋温泉から20分程で
沼原へ向かう。
紅葉の残る道だが曇っていて残念。


木橋の沢を渡ると姥ヶ平への登りとなる。
二つ目の分岐を牛首を選び登っていくと・・・幸運にも天気が回復してきた。
姥ヶ平付近まで上がってくると青空が出て紅葉も綺麗だ!

ひょうたん池分岐手前まで進むと茶臼岳と姥ヶ平の紅葉・・・綺麗ですね。


ひょうたん池への木道を進み、ひょたん池越に茶臼岳を展望します。三斗小屋温泉辺りから曇ってしまったので諦めていましたが、天気が回復して嬉しい限りです。


ひょうたん池分岐に戻って軽い昼食をとって一息していると・・・今度は青空が雲に覆われてきた。
姥ヶ平へ進み茶臼岳を仰ぐが日差しが無く本来の美しさとはならない。茶臼岳を眺めながら緩やかに登り
牛ヶ首に着く。



風は朝と同じぐらい強い。空は全く曇ってしまい、ガスがこの辺りにも迫りそうだ。
茶臼岳を越えて峰の茶屋跡から下山予定であったが、茶臼岳をパスすることとした。
茶臼岳を巻くように
峰の茶屋跡に向かうと、風に乗って時おり小雨が舞う。茶屋跡では10人以上の登山者げ強風を避けて佇んでいる。茶屋跡を後に、、登ってきた道を下って
峠の茶屋駐車場に下山した。
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