
奥武蔵主峰の武甲山・小持・大持山へは、もっぱら生川駐車場起点とした周遊コースで歩いておりましたが、今回は浦山口駅(秩父鉄道)を起点とし、人気の武川岳、伊豆ヶ岳そして子ノ権現を追加した縦走ロングコースです。
途中にある3つの峠(妻坂、山伏、天目指)はどれも200m級の登り返しがありタフな歩きとなりました(2012.05.19)。
ルートと実績
浦山口駅発(6:45)⇒札所28番橋立堂(6:56)⇒登山口(7:33)⇒長者屋敷の頭(8:27)⇒武甲山(9:09-13)⇒シラジクボ(9:39)⇒小持山(10:11)⇒大持山(10:46)⇒大持山の東肩(10:55-11:06)⇒妻坂峠(11:41)⇒武川岳(12:09)⇒山伏峠(12:58)⇒伊豆ヶ岳(13:36-42)⇒古御岳(14:00-06)⇒高畑山(14:32-35)⇒中の沢の頭(14:52)⇒天目指峠(15:09)⇒子ノ権現(15:56-16:01)⇒西吾野駅(16:59)
1)歩行距離:約26.3Km
2)歩行時間:10時間14分(休憩・昼食含む)
3)累積プラス高度:約2512m
4)その他:単独
5)ルートマップ参照
6)カシミール3D
浦山口駅より武甲山・小持・大持山へ

浦山口駅下車、橋立堂・武甲山の標識に従い歩くと10分程で
橋立堂です。
ここから登山口へは30分以上の沢沿いの林道ですが、
滝を見たり野草(
シャガ、
ムラサキハナナ、
マルバウツギ、
ジュウニヒトエ、
ヤマアジサイ)を眺めながら歩けば飽きません。

登山口に入ると、直ぐに通行止めの木橋があり
丸太橋で沢を渡ると尾根への急勾配。。折り返しながら20分程登り尾根に上がり進むと展望が開け右前方に
小持山が現れます。しばらく尾根沿いに進みシラジクボからの道と合わさる
長者屋敷の頭に達すれば再び勾配が増しますが奥秩父の山々や足元の野草(
ヒトリシズカ、
ハコベ、
ワチガイソウ?)を眺めて登り
武甲山頂着。直下には
フデリンドウ・ニリンソウや
ミツバツチグリもまだ元気に咲いていましたネ。


武甲山からシラジクボへ下って小持山へ大きく登り返します。
山頂より見る緑の武甲山は好視界も手伝って綺麗です。岩交じりの細尾根を歩き毎度の展望ポイント(雨乞岩)で
両神山~奥秩父~奥多摩を大きく展望したら直ぐに大持山頂です。木立に隠れて良く見ないと分かりませんが
大持山からは富士山の山頂付近も見えるのですね!そして大持山の東肩へ移動して昼食、
これから至る武川岳・伊豆ヶ岳・子ノ権現方面を眺めました。
三つの峠を登り返し子ノ権現へ


東肩からは鳥首峠への道を見送り妻坂峠へ下ります。お地蔵さんの置かれた峠の十字路は直進、、直ぐに
勾配のある登り返しとなり約30分で
広い山頂の武川岳へ到達です。
沢山のハイカーが昼食や休憩をとっていますが、昼食は済ませているので先を急ぎます。武川岳からは山伏峠を目指し広葉樹と針葉樹の境界を一直線に下って行きます。途中、
前方に伊豆ヶ岳を確認すれば程なく山伏峠・・・
車道を渡って伊豆ヶ岳を目指します。


歩行距離は15Kmに達し足腰も少々疲労してきました。伊豆ヶ岳山頂への約40分は長く感じられましたが、
山頂ではちょっとビックリ・・・何と!
幼稚園生がイッパイ!でした。鎖場を登ったわけではないでしょうが、険しい伊豆ヶ岳にハイキングとはたくましいですね。
武川岳・武甲山を展望したら混雑の伊豆ヶ岳を早々に撤収します。


伊豆ヶ岳からは針葉樹林の帯尾根をつたいながら小さなピーク(古御岳、高畑山、中の沢の頭)を越え天目指峠へ至ります。
峠から子ノ権現へは最後の難所・・・3つの小さなピークを越えながら徐々に高度を上げる何とも辛い登り返しです。
ピークの祠を越えてホッとしながら子ノ権現へ歩みます。子ノ権現手前では
伊豆ヶ岳を展望できますが、よーく見ると武甲山、小持山、武川岳も確認できるのですね。これを仰ぎ、
子ノ権現に参拝したら、毎度の様に駐車場に進み、
奥武蔵東稜線の山々を展望します。
あとは草花(
ウツギ、
ヤブデマリ)を眺めながら西吾野駅に向かい、1時間で
西吾野駅到着。。。今日はタフでしたが奥武蔵の主脈の山々をめぐれて大変満足な一日でした。
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撮影した写真のアルバム
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