
このところ、全く歩けてませんね。。少々遠く天気予報も終日晴天とはいかず少し躊躇しましたが北アルプス日帰り登山・・・針ノ木岳・蓮華岳の頂を目指すことにする(2016.08.26)。
ルートと実績
扇沢・針ノ木岳登山道入口(5:00)⇒大沢小屋(6:03)⇒針ノ木峠・針ノ木小屋(8:35-40)⇒針ノ木岳(9:43-54)⇒針ノ木峠・針ノ木小屋(10:42-58)⇒蓮華岳(12:00-06)⇒針ノ木峠・針ノ木小屋(12:55-56)⇒大沢小屋(14:59)⇒扇沢・針ノ木岳登山道入口(15:55)
1)歩行時間:10時間55分(休憩含む)
2)歩行距離:約17.3Km(eTrex30より)
3)累積高度:約1920m(eTrex30より)
4)その他:単独
5)ルートマップ参照
今年の8月は太平洋高気圧が見当たらず、甲信越の天候は安定しませんね。もう2週間以上も山に行けてないので足がムズムズして仕方ありません。今回の連休も不安定な天候が続き、天気が最も良い山域は北アルプスなのですが・・・晴れるのは明日の午前中のみで午後は小雨のようです。普段であればこの天気予報で北アルプスまでは出かけないのですが、暫く歩いてないので足ならしが必要?・・・と理由をつけて日帰りで北アルプスに行くことを決断。扇沢から針ノ木岳と蓮華岳の初登頂を目指すことにする。



扇沢ターミナル正面に向かって左隅にある
針ノ木岳登山道入口(針ノ木自然遊歩道)の標識に従い早朝5時に歩行開始です。舗装された林道を3度ほどショートカットして
針ノ木岳を眺めながら山道に入ります。枯れ沢、ブナ林を進むと扇沢から1時間ほどで
大沢小屋を通過します。小屋を過ぎると
ロープなどをつたいながら沢に降りて
沢の左側に渡渉します。
雪渓は既に融けてますので
沢の左手を高巻にトラバースしながら登っていくこことになります。高巻の道は狭く滑りやすいので慎重に進みます。



切り立った岩が迫るノドと呼ばれた箇所は雪渓を歩いて越えたいところですが、
融解と崩落が進んでいるので
ノドの手前で右手側に渡渉して
ロープや鎖の岩場を高巻に越えて行きます(高度感少なくホールド・スタンス容易)。ノドを越えたら小さな沢を2か所渡り渓谷の左側を再び行きレンゲ沢を横断、、更に登ると、
遥か頭上に針ノ木峠の稜線見えてきました。小屋泊まり思われる登山者が数人下ってきて・・・「今日の眺めは良いですよ」・・・と一言。振り返ると
爺ヶ岳からスバリ岳・針ノ木岳に至る稜線から鹿島槍ヶ岳が顔を出し期待が膨らみます。。そしてザレた急斜面に造られた
ジグザグ道を登るよようになるとと遥かに見えていた峠の標識がみるみるうちに目前に迫りました。

峠に立つと
槍ヶ岳と穂高連峰が目に飛び込みます。昼過ぎから小雨の予報だったので、思った以上の展望に嬉しい限りです。小屋のベンチ前まで進んで
赤牛岳~槍・穂高~大天井岳の展望を暫し眺めました(
赤牛岳、
水晶岳・烏帽子岳、
槍・穂高連峰、
大天井岳))。



時刻は9時前ですが、既にガスが沸き始めて山々を少しずつ覆い始めましすので、早々に針ノ木岳に向かいます。ひと登りすると背後には
針ノ木小屋と蓮華岳、
八ヶ岳と南アルプスの間には微かですが富士も、そして
目指す針ノ木岳もスバリ岳の左側に現れました。
鹿島槍ヶ岳の向こうには五竜岳や白馬三山らしき山々まで展望が利きますが、
針ノ木岳の背後から急激にガスが上がってきました。ピッチを上げて登りたいですが足がだいぶ疲れた様で峠から1時間チョット要して山頂に登頂。。。
蓮華岳方面以外は既にガスが上がって
黒部湖も霞んでしまいました。。1時間早く山頂に立てば大展望が望めたかもですね~。



針ノ木岳山頂からの大展望は叶わず残念ですが、気を取り直してお花をゆっくり鑑賞しながら
峠へ戻ります。。
イワツメクサ、ミヤマアキノキリンソウ、
ヨツバシオガマ、
ミヤマリンドウ、
チングルマの穂、
ウメバチソウ、ヤマハハコ等が綺麗に咲いてました。
峠で一息入れたら、蓮華岳に向かいます。序盤の勾配は少々辛いですが
偽ピークを眺める辺りから緩やかとなり、ここを越えると
蓮華岳山頂が出現、足元には、、、傷んでいますが
コマクサがが咲き残ってますね。。コマクサが咲き乱れる好展望のもと、再び歩きたいものです。



12時丁度に
蓮華岳山頂着。展望が良ければ少し寛ぎたいですが
北葛岳方面以外は展望が利きませんし霧雨が来そうですので長居はせず針ノ木峠に戻ることにします。タカネツメクサ、
イワベンケイ、コマクサ、
トウヤクリンドウ、
イワギキョウ等を鑑賞しながら下っていくと前方のガスが吹き払われて
針ノ木岳とスバリ岳がカッコ良く現れました。
針ノ木峠着は12時55分、、少し慌ただしいですが・・・下山道にガスが立ち込めてきましたので一息入れずに下山開始です。途中、霧雨に遭いましたがザックカバーを装着する程度で済みました。ただ、ザレたトラバースの下山道は滑りやすい箇所が多く、ノドから下の
高巻きのところは特に気を使い、
扇沢に辿り着く頃頃には大腿四頭筋がかなり疲労していました。
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