
山仲間のTomさんに誘われ6年ぶりの苗場山。今回は小松原湿原へ縦走(2018.06.17)。
ルートと実績
小赤沢三合目登山口(4:10)⇒八合目・山頂湿原(6:00)⇒苗場山・軽食(6:52-7:12)⇒お花畑(7:52)⇒神楽ヶ峰(8:16)⇒小松原分岐(8:29)⇒ 大日蔭山(9:36)⇒ 霧ノ塔(9:49)⇒ 釜ヶ峰(10:30)⇒ 日蔭山(10:49)⇒小松原避難小屋(11:35-50)⇒中屋敷分岐(12:31)⇒金城山(13:30)⇒風穴駐車場(14:29)
1)歩行時間:10時間19分(総時間)
2)歩行距離:約19.3Km(AMBIT3 PEAKより、沿面)
3)累積プラス高度:約1510m(AMBIT3 PEAKより)
4)カメラ:α7R3+FE24-105mmF4、KP+DA55-300mm F4.5-6.3 ED PLM
5)同伴者:tomさん
6)ルートマップ参照
今回は車二台を活用した単独ではなかなか難しいルートを選択。小赤沢3合目登山口と風穴下山口に車を駐車して、苗場山、神楽ヶ峰、霧ノ塔、日蔭山を縦走して小松原湿原を歩きました。
天気はとても良く、苗場山の湿原からは北アルプス、上信越、日光・尾瀬、そして遥か飯豊連峰まで良く見えました。登山道や湿原にはお花もいっぱい。ワタスゲの小松原湿原に辿り着くと池塘に青空と雲そしてワタスゲが綺麗に写り込み、息をのみました。
小赤沢三合目登山口~苗場山湿原


小赤川三合目登山口より4時過ぎに山中へ。早々に鳥甲山のモルゲン(写真左上)。雪渓残る沢などを越えて高度を上げていく(写真右上)。まだ日差しは届かないが
ショウジョウバカマ、
サンカヨウ、
ムラサキヤシオ等が朝露に濡れている。


久しぶりに出逢うキヌガサソウ(写真左上)。鎖場を登り(写真右上)、グングン高度を上げる。鎖場際に群生する
ヒメイワカガミに目を奪われる。日差し届き始め
イワカガミが輝く。背後には
雲海と越後三山。8合目の湿原は目前。

八合目を越えて苗場山の広大な湿原の淵の立つ(写真上)。何とも素晴らしい光景。
1)
北アルプス付近の拡大(
こちら拡大・山名付き)
2)
佐武流山から北アルプスのパノラマ

足元のチングルマ(写真上)。イワイチョウ、ヒメシャクナゲも咲きます。

槍穂高連峰をズーム(写真上)。

振り返らずにはいられない(写真上)


たまには。。私の写真も・・(写真左上)。木道を進むTomさん(写真右上)。

ベニサラサドウダン(写真上)。
ワタスゲも・・・

雪渓と信越・北アルプス(写真上)。


穏やかな雪渓を進み苗場山山頂へ(写真左上)。谷川連峰、武尊山、日光連山、皇海山・袈裟丸連峰(写真上)。北関東側の雲海は最後まで消えなかった。
苗場山山頂~小松原分岐
ヒュッテ奥の静かな山頂を踏んだら少し先のベンチで、、湿原越しに山々を眺めながら軽食(写真上)。こちら
拡大山名付き。
ミズバショウ咲く池塘を眺めながら雲尾坂に向かう。湿原の淵に立つと本日屈指の展望、、、眼下には神楽ヶ峰・霧ノ塔(写真上)。その先には
守門岳から袈裟丸連峰の大パノラマが広がる(
拡大山名付き)。



雲尾坂を下り始めると道際にツガザクラ、ミヤマカラマツ、シラネアオイ、イワカガミ等が咲く(写真上4枚)。その他にベニサラサドウダン、
ツバメオモト、ウラジロヨウラク、
コヨウラクツツジ、アズマシャクナゲ、
イワナシ、
ナエバキスミレななど。

お花畑から神楽ヶ峰へ登り返しデッカイ苗場山を仰ぐ(写真上)。秡川コースからの登山者が増えてきました。今からでも北アルプスを一望できるでしょう。

上越国境南側の雲海が上がって来た。武能岳付近の稜線は滝雲(写真上)。
小松原分岐~日蔭山

小松原分岐着(写真上)。本山行はここからが核心部?登山者が少なく、小松原から登って来た登山者は1名のみ。下ったのは我々を含め4名(後続者は不明)。

正面に1984mピーク、左隣に霧ノ塔。左端には低く日蔭山(写真上)。歩き易かったルートは一転、、一旦下ると雪渓が残りやや不明瞭。

1984mピーク付近にチングルマ(写真上)。少し頼りない登山道には
ミツバオウレンやイワカガミ等、途絶えることなく咲く。足の踏み場に困ることも・・・

霧ノ塔の前衛・・・
大日蔭山の辛い直登を登り返すと鳥甲山の背後に北アルプスが一望(写真上)。ご褒美だろうか・・・
ベニバナイチゴがが咲いていた。

鳥甲山のズーム(写真上)。背後は鹿島槍、剱、五龍、唐松。

振り返り・・・歩いてきた苗場山と神楽ヶ峰(写真上)。
大日蔭山と
霧ノ塔を越えて、次のピーク(釜ヶ峰、日蔭山)を眺めながらの下り(写真上)。雲尾坂の様に整備されておらず、、コバエの大群に襲われて・・・辛い下り。

坂道で踏ん張って撮ったコバイケイソウと苗場山(写真上)。






何とか下って釜ヶ岳・日蔭山へ登り返す。ここルート屈指の高山植物(写真上8枚)。

日蔭山へ辿り着き苗場山・神楽ヶ峰・霧ノ塔を振り返る(写真上)。
北アルプス側も雲が上がって来た。
小松原湿原

滑りやすい道をを黙々と下って小松原避難小屋に辿り着く(写真上)。小屋には先行の2名が休憩中。我々も軽食と休憩。

小松原湿原はワタスゲが見頃(写真上)。

越後三山@小松原湿原(写真上)。

池塘の写り込みが素晴らしい(写真上)。ワタスゲも写っていて、思わずいて息をのむ。





小松原湿原で咲いていた主なお花(写真上)。白いイワカガミは初めて観ました。

中屋敷分岐(写真上)から金城山を越えて風穴駐車場まで下ります。
金城山からは標高差600m程の滑りやすい辛い下りでした。こけない様にゆっくりと下り
辿り着きました。
素晴らしい山行だった。前半の苗場山からの眺望が、小松原湿原を更にひきたてた。まるで二回分楽しんだようだ。累積プラス高度は1500m程であったがタフであった。小松原分岐から先の下りは滑りやすい箇所か多く。足への負担が大きかったのであろう。花の多さに助けられた。
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