
月山にクロユリが咲くのは知っていたが、エゾツガザクラが咲くとは最近まで知らなかった。今年は是非とも両方を鑑賞したいと思い連れを誘って6月3度目の東北へ。
山開き直前でペアリフトは運行しておらず姥沢小屋跡コースから登ることとなったが快晴で視界も良い一日だった。姥ヶ岳直下の雪渓に少し手こずったが、姥ヶ岳から月山への稜線はお花が多く快適だった。目的のクロユリとエゾツガザクラにも無事に出逢うことができて思い描いた通りの山行となり大変満足(2024.06.27)。
ルートと実績
姥沢駐車場(7:39)⇒姥沢小屋口(7:48)⇒姥沢小屋跡コース⇒牛首下分岐付近(9:13)⇒姥ヶ岳下分岐(9:34-35)⇒姥ヶ岳(10:09-24)⇒金姥(10:44)⇒牛首(11:10)⇒鍛冶月光⇒鍛治小屋跡(12:05-09)⇒月山直下・山頂(12:14-13:38)⇒鍛治小屋跡(13:43)⇒鍛冶月光⇒牛首(14:23)⇒牛首下分岐付近(14:47)⇒姥沢小屋跡コース⇒姥沢小屋口(15:50)⇒姥沢駐車場(15:57)
1)歩行時間:8時間18分
2)歩行距離:約13.8Km(沿面)
3)累積高度:約1046m(fenix7Xpro)
4)カメラ:α7R5他
5)レンズ:FE20-70mmF4G,FE70-200mmF4G2
6)その他:連れ同伴
7)ルートマップ参照
ペアリフトは本日まで運休、姥沢小屋跡コースより登ります。序盤の短い雪渓横断が少々厄介だったが、それ以外は総じて穏やかでお花が点々と咲き、終盤は樹林帯を抜けてチングルマが群生(写真上)。このルートを歩けて正解でした。
牛首下分岐から姥ヶ岳へ向かう。
直下の斜面には雪渓が残っていたがツボ足でなんとか乗り越えると、お花畑の木道(写真上)・・姥ヶ岳山頂に至る。山頂にはミヤマウスユキソウ、ウサギギク、ハクサンチドリ、ヨツバシオガマ他の花々が咲く。
姥ヶ岳からは展望抜群の稜線歩き、月山を目指す(写真上)。足元にはコバイケイソウ、ミヤマウスユキソウ(沢山)、ミヤマキンポウゲ等が点々と咲く。
何度が雪渓を横断して鍛治月光の斜面となる。絶えることのない花々、、
立ち止まっては景色を眺め、斜面を登り切ると山頂の月山神社の光景が広がる(写真上)。お目当てのお花を探し鑑賞、山頂を踏んだら軽食を摂りながら小休憩。
今日は視界がよく朝日連峰の背後には飯豊の山々まで確認できた(写真上)。帰路は鍛治月光中盤で無事にエゾツガザクラにも出逢えて幸運。
牛首からは3箇所ほどの雪渓を下って牛首下へ(写真上)。。。あとは朝登った姥沢小屋跡コースで下山。
六月の月山は雪渓は多いものの、お花(特に花種)が多くておすすめでした。以下にお花の写真を5枚掲載、、全ての写真はページ下部のリンクからどうぞ。
牛首下分岐手前に群生するチングルマ(写真上)。
金姥付近に咲くミヤマウスユキソウ(写真上)。この辺りにはとっても沢山咲いていた。
月山直下に咲くミヤマシオガマ(写真上)。姥ヶ岳付近はヨツバシオガマが多い。
月山山頂付近に僅かに咲いていたクロユリ(写真上)。昔は山頂付近で沢山咲いていたとのこと、、絶えることなく咲き続けてほしい。
鍛治月光中盤に出逢ったエゾツガザクラ(写真上)。東北の山ではとても貴重で、月山が南限のようです。
総時間8時間18分。今までの月山でベストの山行でしょうね。
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撮影した写真のアルバム
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