
山歩き仲間のTomさんをお誘いして谷川の朝日岳に登る。一昨年同様に好天の下、ホソバヒナウスユキソウ他たくさんのお花に出逢えると期待して早朝の土合橋Pから歩き始める(2016.06.18)。
ルートと実績
土合橋駐車場(4:08)⇒平坦地・1154m(5:17-19)⇒松ノ木沢の頭(6:10-16)⇒白毛門(7:03-07)⇒笠ヶ岳(7:57-02)⇒休憩⇒朝日岳・朝日ヶ原散策(9:32-10:39)⇒笠ヶ岳(11:53-12:06)⇒白毛門(12:47-13:01)⇒松ノ木沢の頭(13:40-44)⇒平坦地・1154m(14:25)⇒土合橋駐車場(15:21)
1)歩行時間:約11時間13分(休憩・昼食含む)
2)歩行距離:約14.7Km(eTrex30より)
3)累積プラス高度:約2000m(eTrex30より)
4)その他:Tomさんと一緒に歩きました
5)ルートマップは2014.06.23と同様・・・山行録はこちら
夜明け前の3時に土合橋駐車場着。Tomさんは前夜9時に到着したようで睡眠中。他7、8台の車が駐車中。座席を倒して体を休めているとポツリポツリと車が入ってくる。そして薄明るくなってきた4時に車を出るとTomさんは既に準備を整えていた。大急ぎで靴履いてザック背負って駐車場をあとにする。頭上は雲に覆われ風が強い。天気は回復方向だから好転するだろう・・・


沢を渡って少し進むと標高差400m以上の休むことのない急勾配の道が始まる。
根っこの張り出した段差ある荒れた道・・・のんびり歩いているわけではないが、朝日岳の先まで行くであろう(馬蹄形とか)健脚者が次々後続から近づき、道を譲る。ペースがつかみにくい。1時間ほど登り続けると
標高1150m程の平坦地に到着。木々に朝日があたって、大いに期待するが、その先で
谷川岳を眺めると山頂付近は雲に隠れ霞んでいる。


その先もやや急な登りが1時間、頭上が開けると
鎖場となり、これを登って
ベニサラサドウダンを眺めながら
松ノ木沢の頭。風がかなり強く、風に乗って雲が谷川岳の山頂付近を厚く覆っている。

白毛門直下の岩場を登っていくと、ガスって来た。展望を諦めて花撮りに専念するが暗くて風が強い・・・
アカモノ、
ウラジロヨウラク、ベニサラサドウダンが道を飾っている。


向かう笠ヶ岳がガスってまったく見えない・・・
ハクサンシャクナゲ、マイズルソウ、
ゴゼンタチバナ、ツマトリソウ・・・黙々と登って笠ヶ岳着・・ここで一息。あいかわらず風強くガスっているが一瞬だけガス薄くなって周囲の風景が現れる・・・天候が回復に向かっていることは感じられる。避難小屋を越えて
コケモモ、オノエランの蕾を鑑賞し、烏帽子へ登り返すと頭上から時おり日差しがそそぐが
周囲の山々のガスはなかなか晴れてこない。。




道際にはイワカガミ、タテヤマリンドウも花を広げ、ヒメイワカガミ、そしてお目当てのホソバヒナウスユキソウも咲きだした。
ガスの向こうに朝日岳の山頂付近が見え隠れする・・・あと僅かだ。

最後の小さなピークを越えて朝日岳へ登り返すとガスが
晴れて青空がのぞく。振り返り・・・
つたって来た稜線も晴れてきた。直下の岩場には
ホソバヒナウスユキソウが群生し見頃である。ヒナシャクナゲ、
イワハタザオ?、ナエバキスミレ、
ハクサンボウフウ?等も咲く。風が強くユラユラ、、花撮りに難航しながら5時間25分をも要し
朝日岳山頂に立つ。
Tomさんは祠に移動して一息ついていた。


祠で一息ついたら朝日ヶ原を散策。。ショウジョウバカマ、
イワイチョウ、チングルマ、そしてお目当ての
ハクサンコザクラは木道から遠いところに沢山咲くが近いところには一輪のみ。木道際に座ってのんびりお腹を満たします。次回は
あのジャンクションピークを越えて進みたいですね~もう少し鍛えたらまた来ます。
視界は霞んでますが青空が広がりだして日差しが十分に届き暑くなりました。往路で見逃した・・・
マルバヘビノボラス、
ジョウシュウアズマギク、
ミヤマダイモンジソウ、モウゼンゴケ、カラマツソウ等を鑑賞しながら下っていきます。

白毛門直下の鎖場を下っていくと・・・
トキソウ発見!松ノ木沢の頭から見上げる
白毛門の山容が綺麗で印象的でした。

松ノ木沢の頭からは下りのみとなりますが、湿った段差の急斜面は滑り易い箇所多く、疲労で膝が笑い始めましたのでペースを落として土合場着。。。
土合橋から朝日岳のルートは、距離以上にきついですね。前半の荒れた急勾配、その先のアップダウンの繰り返し。谷川の山は一つ登頂を果たしてもその先にまた目標ができる。お花もこの時期は特に種類多く楽しめる。素晴らしい山域。
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撮影した写真のアルバム
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